独り言は大声で。

完全不定期で、受験の話をしたり旅行の話をしたりしていきます。たまに覗きにくるといいことあるかも。

二・二六事件

 今日は、去年の2月26日に起こった大事件の話をします。この日付はどう見ても国公立大学の二次試験の2日目なわけですが、事件はその最終科目、地歴公民の時間に起こりました。つまり二・二六事件ということですね。これが言えたので、今日の記事は終わりです。お付き合いいただきありがとうございました。

まさかの日本史クイズ事件

 というわけにはいかないので、真面目に書くことにします。一橋の地歴公民というのは日本史・世界史・地理・倫理政経・ビジネス基礎という5つから試験場で1科目を選んで解くわけですが、そこで事件が起こりました。2019年の一橋の日本史はとんでもない出題で、間違えて早稲田か慶應の日本史クイズ大会に出場してしまったかと錯覚するような問題が並んでいたわけです。後で駿台の講評を読んだら「この部分は理解不能」だの「著しく不適切な出題」だのと罵倒する言葉が並んでいたので試験場で僕が考えたことはおそらく間違っていなかったのですが、とにかく解けないと。確かⅢだけは完璧な答案ができた気がします。

 ここで少し計算をしてみました。センターで何点持っている、数学はこれくらいだろう、英語はこれくらいだろう、国語はこれくらいだろう、日本史は1/3取れたとすると40点くらいだろうな、という具合に足算するとおそらく最低点に届かないだろう、ということが発覚したのです。ⅠとⅡをもう一度眺めてみても、どうも答えが思いつきませんでした。さて、どうするか。ここで取れる選択肢は3つでした。①諦めて浪人、②ⅠⅡを当てずっぽうで書いてみる。当たればラッキー、③それ以外の科目を解く。

 そういえば地理もクイズだった

 センター試験では日本史と地理を解いたので地理を見てみるか、と思って地理を見ましたがそういえば一橋の地理はクイズ大会でした(笑)。日本史よりも地理の方が圧倒的にできたので地理の先生に「二次試験地理でも良いですかね?」と聞いたら「一橋の地理は難しすぎて解けないから日本史にしな」というようなことを言われたことをこんなところで思い出すとは(笑)。これは日本史よりも取れないな、と直感しました。

 伝説が降臨する

 そして問題冊子の一番後ろに伝説が鎮座していらっしゃいました。赤本にも載っておらず、予備校の一橋に対応した模試にも出題がない幻の科目、ビジネス基礎です。どんな問題が出るのかも全く知らず、「他の科目が解けなかった人が解く科目だろ?」と言っていましたがまさか自分がまさにその「他の科目が解けなかった人」になるとは思っていませんでした(笑)。

 でも、これは解けるぞ、と。貸借対照表などが出る年もあるらしいのですが、2019年は「貴方の考えを述べよ」という問題ばかりだったので少なくとも日本史よりは解けるなと思って転進することにしました。試験開始後30分で転進を覚悟し、試験終了20分前くらいに解答が完成したのでこの時の集中力は自分でもすごかったなと思います(笑)。

 

 というわけで、平成の二・二六事件のお話でした。もうすぐビジネス基礎が廃止されるそうなので、これからの受験生にはこの奥の手が使えなくなってしまいますが、毎年二・二六事件を起こして合格した人が結構います。毎年起こる二・二六事件というのも面白いですが、こんな方法もあるんだよ、というお話でした。

 

※タイトル詐欺だ、という批判は受け付けませんのでご了承ください。