独り言は大声で。

完全不定期で、受験の話をしたり旅行の話をしたりしていきます。たまに覗きにくるといいことあるかも。

受かりたければ過去問をやれ!

このブログについて、少し方向転換をすることにしました。最初は受験の話だけをするという建て付けで始めたこのブログですが、どう考えても話をここまで限定してしまうとネタ切れに陥るので、僕の趣味である旅行の話もすることにしました。また、それに合わせてブログのタイトルも変更することとしましたが、内容・ポリシーについては従来と変更ありませんので引き続きのお付き合いをよろしくお願いします。

 

 で、今日は何の話をするかというと過去問の話をすることにします。大体の受験生は夏明けくらいから取り組むと思いますが、今回はそんなお話です。

 中学受験編-とにかく勝手に始めないこと

 まず中学受験生の過去問対策で大事なのは「始める時期を間違えないこと」、これに尽きます。塾の先生が「やっていいよ」というまでは絶対にやらない方が良いです。なぜかというと、例えば6年生の6月に第一志望の過去問をやっても多くの子はほとんど解けないからです。算数が100点中10点、などという現象も普通に発生するくらい解けません。憧れの学校の問題でそんな点数を叩き出せば、当然子供たちのやる気はどこかにすっ飛んで行ってしまうので色々と大変なことになります。

 多くの塾では夏休み以降に過去問をやりましょうと言うのですが、それには当然合理的な理由があって、夏休みに基礎となるところを一通り仕上げた上で過去問演習に取り掛かる必要があるからです。逆に言うと、あまりに早く過去問を始めてしまうと基礎がないまま過去問を解くことになり、従ってほとんど解けないということになります。だから、とにかく「先生に言われるまで過去問をやってはいけない」のです。

 ちなみに、夏明けになっても「算数8点」という事件は発生します。僕がそうでした(笑)。母校の過去問を初めてやったときは100点中8点でした。それでも、そこから勉強すれば最後にはどうにか形になるので大丈夫だということもお伝えしておきます。

 大学受験生-自分で考えろ!

 大学受験生の過去問対策というのは統一的な見解を示すのが非常に難しい(学力差が中学受験よりはるかに大きいので)ですが、僕は「夏休み:センター、それ以降:センター+二次」というふうにやっていました。センター試験を解くのに必要な学力レベルがどれくらいなのかよく知りませんが(受験生の多くが好きな表現を使えば「どの参考書を使えばいいですか」となるのですがそんなこと知りません)、センターは解けないとお話にならないので高3の1学期までにセンター試験に立ち向かえる状態にしておく必要があるのは間違いのないことです。

 とりあえず夏休みの間にセンターで8割か9割か(この両者が全然違うのは重々承知ですが)取れるようにしておけば夏明け以降は二次対策に集中できるということになります。

 ただ、一番大切なことは自分の実力と相談しながら自分で何をやるべきか考えることだと思います。ただ、それだと流石に不親切すぎると思うので、僕がやっていた過去問対策の話はまた別の記事に書きますからお楽しみに。

 過去問の効用

 過去問については原則として「できるだけやる」こと、これに尽きると思っています。過去問を10年分やった人と、5年分やった人ではどちらが受かりやすいかといえば誰でもわかることですが10年分やった人の方が受かりやすいはずです。ただ、例えば「50年分やりました」だの「設立当時の過去問が解けました」だのというのはナンセンスな話なので個人的な目安は10年分だと思っています。

 また、過去問をやっていれば大体自分が取れるであろう点数がわかりますから、本当に自分がこの学校に受かるか予想することができますね。「多分受かるだろう」と思いながら試験を受けられればそれはとても大きなアドバンテージになります。

 

 というわけで、過去問は大事だ!というお話でした。ぜひ、過去問をどんどんやりましょう。