独り言は大声で。

完全不定期で、受験の話をしたり旅行の話をしたりしていきます。たまに覗きにくるといいことあるかも。

210830 中日本遠回り旅行記①(1日目前半)

 夏期講習のメインの期間が一昨日で終わり、3日間の休日に突入したので例によって旅行に出かけることにしました。今回の旅行は初日に東海道線御殿場線身延線中央本線小海線しなの鉄道篠ノ井線を経由して長野まで到達し、二日目に飯田線を完乗し、三日目に伊勢市赤福を食べて帰ってくるという感じで、日本の真ん中あたりを回るプランになっています。

まずは国府津まで移動

 まず最初は横須賀線の606F列車に乗車し、横浜方面へ向かいます。この辺は日常的に乗っているエリアなのでまだ特に驚くこともありません。まあ、驚いたことを強引に挙げるとするならばE235系1000番台が初めてやってきたことくらいでしょうか。ぼくは昔からなぜか導入が始まった最新車両になかなか乗れない体質(何だそれ)なのでこの車両も乗ったことがなかったのですが、今日初めて乗ることができました。まあ、驚きはその程度です。

 最初の目的地は東海道本線国府津駅なので横浜で東海道本線を走る1537E列車に乗り換え、国府津までおよそ45分間の電車の旅です。ちょっと迷いましたが久しぶりにグリーン車に乗ることにしました。まあ800円くらいの支出なのでいいかなと思って乗ることにしました。乗れば快適ですね、グリーン車ですから。ラッシュと反対側なので全く混んでもおらず、大変快適な移動が実現されました。あ、いいこと思いついた。グリーン車に乗ったのは「密」を回避するコロナ対策です。今思いついたのでそういうことにしておきます。

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走る電子レンジが登場

御殿場線完乗

 ここからはJR東海管内に入り、御殿場線完乗の旅に移っていきます。御殿場線は10年くらい前に自衛隊富士総合火力演習を見に行くときに乗って以来の乗車です。その時は国府津〜松田間しか乗っていないので完乗には程遠い状態でした。富士総合火力演習はネーミングもかっこいいですが、見ていてもとても楽しかった記憶があります。天気がとても悪くて「今の射撃は目標が見えないから射撃合図だけ放送したぞ」みたいな放送が何度も入っていましたが、ヘリコプターが来たり落下傘部隊(その時は知りませんでしたがとんでもないエリートらしいですね)が来たりと見ていて飽きなかったですね。最後に防衛大臣小野寺五典だった気がする)がドロドロの道をセンチュリーで帰って行ったのがなぜかとても印象に残っています。

 さて、いつも通り盛大に話が脱線していますが気にしたら負けなので気にしないことにしておきましょう。人生から脱線している人が書くブログが脱線しないわけがないですね。というわけで御殿場線の話に戻ります。御殿場線は先述の通りJR東海管内なので車両は313系が充当されています。国府津で乗車した2533M列車は悪名高いロングシート仕様の車両でした。ロングシートは旅情を根本から破壊してくるので最悪ですね。向かいの乗客の顔を眺めながら列車に揺られるのが楽しいという人はいないと思います。

 御殿場で2625G列車に乗り換えたところ、待望のボックスシート車がやってきました。ここから先ですれ違った車両は皆ボックスシートだったので、ここが境目なのでしょうか?でもそうすると御殿場〜沼津の直通列車はどうなのか気になります。誰か詳しい人教えてください。他力本願寺

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御殿場線313系に乗車。御殿場線東海道本線の一部だった一部だったこともありとても綺麗な線形です。

 身延線

 というわけで(どういうわけで?)沼津に到着したのでそのまま東海道本線の1447M列車に乗り換えて富士に向かいます。ここは18キッパーの間で悪名高いロングシート区間なので前面展望を楽しむことにしました。しばらくすると富士の製紙工場の煙突やらプラントやらが見えてきて、富士駅に到着。次の乗り換えまでに20分くらいあったので一度出場し、昼ごはんのパンを入手して駅前に出てみました。するとあらビックリ、何もありません。去年の北海道と比べたらまだ「何かある」感はありますが数人の高校生が歩いているくらいでやっているのかやっていないのかよくわからない店が並んでいる駅前でした。

 ここからは身延線に入ります。きた車両はまた313系国府津から甲府まで、ずっと313系でした。北海道だと大体キハ40とキハ54のどちらかですが、ここでは選択の余地なく313系がやってきます。(ロングシート仕様でなければ)悪い車両ではないですが、なんとなくつまらないですね。まあ仕方ありません。ここは完全にローカル線で、富士から数駅の間は人の乗り降りがありましたがその先はほぼ人の乗り降りがなくなり、同じ車両にいるのも鉄オタばかりになっていきました。電車は数人の乗客を乗せて日本三大急流の一つである富士川を遡るようにして北へと進行していきます。

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奥に見えるのが富士川。進行方向左側がオススメです。

 遠くに山が、目の前には川が見える光景を眺めているとだんだん家が増えてきて、乗ってくる客が増えてきました。最初と最後は地元の人も使っていて、それ以外の区間は鉄オタ専用車両になっているというローカル線あるあるの光景が展開されていました。電車は甲府盆地に南から進入し、甲府駅に到着しました。富士から身延までおよそ3時間。ローカル線にしては短い方だと思われます。

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そういえば日蓮宗の総本山は身延にありますね。

 次の電車までにまた20分ほどの時間があったので駅前に出てみると、さすが山梨県の県庁所在地の中心駅だけあって駅前には結構な人の流れがありました。ただ、とにかく暑い。気温が34℃あったようで、駅前のミストがお湯をまき散らしていました。この気温だとミストではなく滝くらいにしないと冷涼感は味わえなさそうです。

 あまり遠くには行けないので駅前にあった舞鶴城だか鶴舞城だったか(そこ忘れるのか)という名前の城があったのでちょっと行ってみました。「城」とは言ったものの城とは程遠く、「昔の石垣だけ残しといたよ、あとは想像力で補っといてね」と言わんばかりの展望台のようなところでした。ぼくの周りには城好きが二人いますが、彼ら曰く「城跡はただの草っ原じゃない。行くと昔の天守が浮かんで見えるんだ」とのことなのでおそらく城好きにしかわからない世界が展開していると思われます。少なくともぼくには何も見えませんでした。その代わり、360°見渡してみたときに全てが山だったことからここが盆地であるということを認識することができました。たまに地理の授業を担当することもあるので、より実感を持って説明することができそうです。

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身延線の車窓。これも富士川です。窓が汚いね。

 ここまでで半日(も?しか?)経過

 さて、まだ半日しか経っていないのに2500字くらいの長大な文章が生成されてしまいました。ぼくの友人で日本一周旅行をしている変わり者がいて彼もブログを書いていますが、それは毎日1ページで完結しています。何がこれほどの違いをもたらすのか定かではありませんがぼくのブログは1ページ書いても半日しか進まないという驚きの様相を呈しており、このままのペースで行けば旅行記の完結に1週間ほどかかることになりそうです。気が向いたときに書いて行くのでまた見にきてください。ちなみにこの旅行が完結した1週間後には4日間の旅行が組まれているので旅行記が完結する見込みが立たなくなってしまいました。そういえば明日乗ろうとしている区間に復旧の見込みが立たなくなっている区間があった気がします。バス代行しているはず(ちゃんと調べろ)なのでなんとかなるでしょう。というわけで、今日は2泊3日旅行の0.5日が完結しました。ではまた明日。