独り言は大声で。

完全不定期で、受験の話をしたり旅行の話をしたりしていきます。たまに覗きにくるといいことあるかも。

210130 JALグループジェット機乗り倒しツアー①(羽田→沖縄那覇)

【お断り】

書くだけ書いてアップロードし忘れていたので色々齟齬をきたしている部分がある気がしますが気にしても仕方ないのでこのままアップロードします。適宜補ってください。

 さて、今日も今日とて進める気のない旅行記を進めていく(やる気ないように見えますがやる気がないわけではありません。進める気がないだけです。)ことにします。今は常磐線友部駅にいるのですが、水戸線が出発するまでに記事を書き上げたいですね。反対側のホームの発車ベルは「上を向いて歩こう」のようです。知ったこっちゃないか。

本日の旅行

 今日の旅行記JALグループのジェット機を制覇しようとして失敗した話の方です。この記事はこの旅行についてまともに執筆する最初の旅行記なのでまずは旅行全体の概略を説明しましょう。この旅のテーマはズバリ「JALグループの航空会社が保有するジェット旅客機を全機種制覇すること」です。要するに、飛行機に乗ることが目的の旅行ということになります。なお、ATR42やATR72,DHC8-Q400Cなどはジェット機ではないので今回の旅行で搭乗はしていません。今考えてみるとせっかく北海道に行ったんだからSAAB A340Bに乗っておくべきでしたね。まあいいや。おっと、電車が出発したので続きはまた後で執筆します。

移動開始(HND→OKA)

 さて、小山駅に到着したので続きです。どういう執筆ペースなんですかね。何はともあれ、まずは1レグ目のフライトの紹介をします。搭乗するのは羽田空港を11:45に出発し、沖縄・那覇空港に向かうJL915便です。この便には国際線仕様の777-200ERが投入されています。この機材はビジネスクラス(Sky SuiteⅢ)とエコノミーの2クラス構成になっており、国内線運用時にはビジネスクラスがクラスJとして開放されているためクラスJのチケットを購入or当日アップグレードすればSky SuiteⅢのシートを格安で体験することができます。ちなみにⅢはJALビジネスクラスの中ではあまり評判が良いシートではなく、クアラルンプールなどの短距離国際線に投入されるのがメインとなっているようです。

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本日の機材(777-200ER)

張り込みスタート

 しかし、この型の機材のビジネスクラスは29席くらいしかなく、大変な争奪戦が勃発します。僕が普段沖縄に行く時はA350-900で行きますが(だって快適なんだもん)、そちらのクラスJは50席以上あるので埋まっていることはほとんどありません。しかし今回は話が別です。

 というわけで、朝8時半から空港に張り込むことにしました。実は前に沖縄に行った時、A350のアップグレードをこれで勝ち取ったのです(この時は卒業旅行のシーズンで、結構混んでいました)。2時間半のフライトのために3時間以上前から空港で張り込む。オタクというのは恐ろしいものです。これで何をやっているかというと、チェックイン機の近くの椅子に陣取ってひたすら空席情報をチェックし続け、空席が出た瞬間にアップグレードの手続きをしてしまおう、ということ。ぼくはJALのチェックイン機の操作スピードならその辺の人に負ける気がしないのですが、このしょうもない特技が唯一生かされるのがこの時と言っても過言ではありません。今回も、変なところに発揮される根気強さによって無事にアップグレードを勝ち取りました。この集中力が他に生かされていたら、もっと大成したかもしれませんね。

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ぼくが羽田に行くといつもいるファンタジア。

 クラスJと言っても、座席以外に特にこれと言った差はありません。ラウンジが使えるわけでも、優先搭乗できるわけでもありません。普段なら「This is a final call.」とかアナウンスが入ってから乗りますが、今回は一刻も早くシートを体験したかったので自分が乗れるようになったら真っ先に搭乗しました。ステータルホルダーでないクラスJの乗客はGroup5に分類されるので最後のグループですが、最後のグループの最初に搭乗。座席は確か6Gだったと思います。

 777の特徴である下まで降りてくる荷物棚に荷物(と言っても肩からかける小さなカバンだけ)を収納し、早速座席で遊んでみます。フルフラットにしてみたりアップライトポジションにしてみたり、フットレストを出してみたり引っ込めてみたり。右後ろのオジサンが何やらCAと揉めていましたが、全く気にならないくらいに囲まれて感と言いましょうか、他と区切られている感じがするシートでした。この点はエミレーツよりも優れていた気がします。

 シートで遊んだ次はエンターテインメントシステムを探検します。フライトマップの機能を見たり、何か面白そうな映画がないか探してみたり、やることは盛り沢山です。外部カメラの機能がないのでCAに聞いてみましたが、この機材には装備されていないそうです。「古い飛行機なのでご理解ください」と言われましたが、社員が自社の飛行機を「古い」と表現するとはなかなか面白かったですね。実際に古い飛行機なのであまり問題はないのかもしれませんが。シートは換装されているのでパッとみた感じの古さはありませんが、いろんなところから軋み音がしたり、ふとした時に目に入ってくる部分の装備は歴史を感じさせるもの(頑張ってオブラートに包んだ)だったりします。この機材もじきにA350-1000に置き換えられてしまうと考えれば、今のうちに乗っておくことは悪いことではないでしょう。

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気分転換にカナヘビを探しましょう。

 そんなことを思っているとドアクローズのアナウンスが入りました。いつの間にか自動音声になったんですね。A350に自動音声が装備されているのは知っていましたが、この機材もそうなっていたようです。プッシュバック中にエンジンの音を拝聴している(エンジン音を拝聴って何だ?)と安全ビデオが流れ始めました。モニターの画質が意外と悪かったこと以外は特に印象に残っているものはないですね。もう何十回も見慣れたビデオです。

 今回は通路側(Sky SuiteⅢはいわば前席通路側か。機内中央列の座席ということです。)だったので外はよく見えませんでしたが、たまに体をよじって見える景色からして今回は羽田空港のRWY05から出発するようだということがわかりました。何でそんなことがわかるんですかね。05はぼくが一番好きな滑走路なのでよかったな、南方面だから離陸してすぐに右ひねりかな、とかいろいろ考えているうちに離陸しました。Sky SuiteⅢはその座席配列の特性上、進行方向に対して斜めに座っていることになるのですが、やはり斜めにGがかかるのは少し違和感がありました。まっすぐ席に押し付けられないところがとても不思議です。こうなると、真後ろを向いて座ることになるANAのThe Roomとかカタール航空のQ Suiteとかはどんな感じなのかとても気になります。Q Suiteは安ければロンドンまで10万円とかで乗れるので乗ってみたいですね。

 羽田空港を離陸したのちは予想通り右ひねり、順調に上昇を続けベルトサインオフ、機内サービスが始まりました。サービス自体はいつものクラスJと変わりませんが、やはり幹線のクラスJ担当だけあってとても気の利いた人が多い印象でした。今回、いろいろな路線・会社に乗ってわかりましたが、JALグループの中でも幹線に乗っている人たちは圧倒的にレベルが高いですね。JTAJ-AIRは良いですがJAL本体の幹線の人たちには敵わないと思いました。

そして事件は起こった(続きはCMの後で!)

 実はこのフライト最大の事件はこの後、着陸にむけた降下を開始したときに起こったのですが、いつも通りの重厚長大旅行記なので文字数が目安としている2500字を大幅にオーバーしています。この事件についてはまた次回の記事で。事件と言っても安全運航が阻害されるようなものではなく、むしろラッキーだった面もあったのでその点についてもまたレポートします。