独り言は大声で。

完全不定期で、受験の話をしたり旅行の話をしたりしていきます。たまに覗きにくるといいことあるかも。

家庭内大戦防止策

 中学受験というのは、よく「親子の受験」と言われていて、実際に塾の合格体験記のタイトルが「親子の合格体験記」となっていたりします。中学受験をするのは小学生ですから、やはり親の手助けというのは必要になるわけです。しかし、たまに手助けの方向を間違えている人というのがいるので今日はその話をしたいと思います。読んでいる人でドキッとする人がいるかもしれませんね(笑)。

 「どれ、見せてみろ」

 このタイトルを見て、ドキッとした人がいるのではないでしょうか(笑)。親が子供に教え始めてしまうパターン。これは地獄の始まりになることが多い気がします(笑)。特に「理系の親が算数を教える」はほぼ間違いなく地獄になりますね。なぜかというと、「数学と算数が全くの別物だから」です。例えば、大人なら誰でも使える「方程式」は普通の小学生は使えません。そこへ親が登場してしまうと、得意げに方程式を引っ張り出してきて挙げ句の果てに「移項」だの「2乗」だの「マイナス」だのと言い出しても子供としては何もわからない、わからないから不機嫌になる、親は「せっかく教えてるのになんで怒ってるんだ」などと言い出しファイヤーする、というのはよくあります。実際に戦争が勃発した人もいるのではないでしょうか。

 やめましょう。「どれ、見せてみろ」が奏功した例はかなり少なくて、むしろ「もう受験なんかやめろ!」「ふん、やめてやる!」となる可能性の方がはるかに高いです(笑)。餅は餅屋。塾の先生に任せた方が早いと思います。

 うっかり成績表を見てしまうと・・・

 これもよくいますね。非常によくないです。どれくらいよくないかというと夕飯の唐揚げをこっそりつまみ食いするくらいよくないです。それがどれくらいの罪なのかは僕にもよくわかりません(笑)。

 多くの親が怒るのは子供の成績表を見たときだと思います。子供の成績表を見て「偏差値42」などと書いてあった日には第n次親子大戦(nは任意の自然数)が勃発するわけです。でも、大体の子供は自分の成績が良くないというのは理解しています。本人なりに悔しさを感じているところに「この成績は何よ!」などと言われたら戦いがスタートするのは自明ですね。ちょっと堪えましょう。難しいのは知ってますが(笑)。

 あるいは大人が言いがちな「勉強しなさい」も逆効果の方が多いですね。なぜかは知りませんが、親というのは子供が勉強しようとしたときに限って「勉強しなさい」と言ってしまう生き物なので、子供は「今やろうとしてたのに!」となり、またもや第n次親子大戦(nは任意の自然数)が発生するわけです。

 じゃあ、どう駿台

 とはいえ、親が何もしないというのもそれは違うように思います。たまにはノートを見てみたり、教材の整理をしたり、というのは必要でしょう。特に5APIX(仮名)は教材の多さで有名ですからこの教材の整理というのは親がやってあげた方がいいように思います。僕も夏期講習だけSAP1X(仮名)に通ったことがありますが、確かに教材はあり得ないくらいに多かったです。あれの管理を小学生(特に男子)に任せたら全てがゴチャゴチャになるのは自明の理、ましてや自分で整理できるようにするのはキリンを肉食動物にするくらい難しいことなので、あれは親が管理するものだ、と断言しても間違いありません。

 また、もし受験勉強のことで怒りたくなったらひとつ裏技があります。それは、「塾の先生に頼む」ことです。塾の先生たちもよくわかっているので頼めばやってくれますし(実際にそういうふうに頼まれることは結構あります)、子供たちも塾の先生の言うことは素直に聞くことがほとんどです。これは非常に有効な手段ですよ。

 

 というわけで、今日は家庭内での紛争予防についての話でした。皆さんの家庭にも平和が訪れることを祈っています。ではまた次回の記事でお会いしましょう。