独り言は大声で。

完全不定期で、受験の話をしたり旅行の話をしたりしていきます。たまに覗きにくるといいことあるかも。

いつから日本はこれほどマヌケになったのか

 何やら炎上しそうなタイトルの記事ですが、ここ数日本当に疑問に思っています。いつの間にか日本人はこれほどまでマヌケになったのでしょうか?「コロナウイルス対策」と称して「専門家」「政府」から発表される指針の数々が見れば見るほど意味不明です。今日はそんなお話。

 満員電車

 いつの間にか「ソーシャルディスタンス」という謎の横文字が流行し、人との間隔を2m開けようということになっています。それについても是非はあるわけですが今回はそれは置いておくとして、オフィスでも店でも他人と距離を取れということになっていて、確かに席と席の間を離すなどの努力をしている事業所が多いようです。

 しかし、残念なことにどこでもドアのような便利なものが人間世界に装備されていない以上、「ソーシャルディスタンスが取られた職場に行くために『密』の権化である通勤電車に乗る」というこの上なくマヌケな状態になっているのが実情です。何でこれまで職場の三密対策にばかり目を向ける割にずっと満員電車を解消する努力をしてこなかったのか甚だ疑問なのであって、やることに穴があるように見えてなりません。

 満員電車はOK、海水浴場はNGだと?

 あるいは海水浴場を開かないというのもまた変な話で、「密だから」というのが理由だそうですがそれなら通勤電車の方がはるかに密なのであって全く理屈が通っていません。むしろ満員電車のように人が密集している海水浴場があったら見てみたいものですね(笑)。全く身動きも取れない、スマホの操作すらままならないくらいに混んでいる海水浴場というのはなかなか面白そうです。

 むしろ、商業施設を開けたのにこちらを開けないと、より人が密集しやすい方に人が集合して逆効果なのでは?とも思っています。日本の’’専門家’’の御高説だから何か違った思惑があるのかもしれませんが。

 自宅にカウンターがございます?

 何も新しくない「新しい生活様式」という景品表示法か何かに抵触しそうなものに従った生活を「家庭でも」実践しろ、家庭内で対面した食事をするな、などという話を数日前に聞いた時にはひっくり返りそうになりました。まさか家族で1列に並んで壁に向かって黙って食事をすることを想定しているのでしょうか(笑)。だとしたらなかなかその家庭は面白いものであって、まるで「お一人様席」のようなものが各家庭に装備されているなどということがあったらそれはもう大事件ですね。もしそういう家に設備があるなら見に行きたいのでコッソリ教えてください(笑)。

 「絶叫マシンで叫ぶな」という矛盾

 極め付けは「絶叫マシンは声を出さずに楽しめ」というお達しで、これはわずか15文字で矛盾を来たしています。絶叫マシンに乗ったのに叫ぶなというのはつまり「寿司屋で寿司を食うな」「ガソリンスタンドではガソリンを入れるな」、あるいは「1000円の高級キャップ」などと言っているのと同じであって全くもって言っていることがわかりません。

 

本当の問題は別のところに

 ただ、問題はこういうトンチンカンなアイディアが次から次へと出てくることそのものではなくて、こういうものを思いついて社会に向けて広く発信しようとする前に「いや、それはおかしいんじゃないか」と止める人がいないこと、あるいはいたとしてもそれがいなかったことにされる点だと思っています。何か定期的に言わなければいけないから言っているのかもしれませんが、それにしても’’専門家’’なのだからもう少し的を射たことは言ってほしいものです。そして、この’’素晴らしい’’アイディアの数々に「待った」をかけられる人はどこかにいないのでしょうか?あるいは、その「待った」に耳を傾ける人はいないのでしょうか?