独り言は大声で。

完全不定期で、受験の話をしたり旅行の話をしたりしていきます。たまに覗きにくるといいことあるかも。

ドバイのスークとはどんなもんだべ

 ちょっと前にアメ横を通りかかったら「高級キャップ1000円」とわずか8文字で矛盾している謎の値札が出ていましたが、今日はドバイのスーク(市場)の話をすることにします。何でアメ横がスークにつながるんだ、という話は後でするのでとりあえず読んでみてくださいな。

 「コピーウォッチ買わないか?」

 ドバイのスークはゴールドスーク、スパイススーク、テキスタイルスークなどと分かれています。僕はゴールドスークのところで車を降りたのですが、降りて5秒くらいでオジサンに声をかけられました。「コピーウォッチ買わないか?」などと言っているので適当にあしらってどんどん歩いていきます。近くにパトカーがいるのにそんなに堂々と偽物を売ろうというのはなかなか見上げた根性ではありませんか。

f:id:kimagurejuken:20200528150756j:plain

オジサンいいの?そこに警察いるけど・・・笑

 スークは完全に観光客向けの場所なのでとにかく客引きされます。国際通りを歩いている時は居酒屋のキャッチに見向きもされない僕ですが、ドバイでは超人気者になりました(※あくまで個人の感想です)。というか、誰でも人気者になれる場所がスークだと思います。歩いているだけでバンバン声をかけられます。

f:id:kimagurejuken:20200528150844j:plain

重たそうな首飾りの数々

「オカチマチ!」

 エミレーツに乗るとホスピタリティあふれる外国人のCA(カルシウム)が「こんにちは」と挨拶してくれることがありますが(暇な人はビジネスクラスの乗った話エコノミークラスに乗った話もどうぞ)、スークに行くとなぜか唐突に「オカチマチ!」と挨拶されます。日本人を見ると「オカチマチ!」と話しかけ、周りにいる店員も揃って「オカチマチ!」と叫ぶのがスーク流のおもてなしのようです。このオカチマチはどうみても東京の御徒町なのであって、つまりアメ横とスークが似ているという話をした日本人がいたのだということでしょう。

 日本人だとバレると日本語の猛攻撃が始まります。歩くごとに「オカチマチ!」だの「オニイサン、カワイイネ!」だの「ガリガリクン!」だのと色々と話しかけられます。ただ、知っている日本語を叫んでいるに過ぎないので店に入った途端に「サヨナラ!」と言われたりもするんですが(笑)。よく考えると「オニイサン、カワイイネ!」というのも変な話ですね。

 

f:id:kimagurejuken:20200528151019j:plain

スパイスの数々

るるぶショップ?

 歩いていると唐突にボロボロの紙切れを差し出して「るるぶショップ!」と言われたこともありました。るるぶに載った店だから安心だ、ということが言いたいのですが、問題はそのるるぶが言語道断にボロボロなことであって、おそらく平安時代室町時代くらいに出版されたのだろうというようなボロボロ加減でした。ちなみにるるぶは僕が3歳くらいの頃の愛読書です。おお、どうでもいいですね。

f:id:kimagurejuken:20200528151105j:plain

綺麗ですね。買わなかったけど。

買い物戦略

 ドバイのスークがアメ横と違うところは「高級キャップ1000円」などと値札が出ていないことです。値段は全て交渉で決まります。彼らの間では「日本人=全員ビル・ゲイツウォーレン・バフェット並みの金持ち」という認識のようで、とにかく吹っかけられるのでガンガン値引き交渉をしましょう。とりあえず言われた値段の半分くらいから交渉スタートです。そもそも言い値の半分ですら十分と言えるくらい吹っかけられているはずなのでガンガン交渉しましょう。ちなみにヨーロッパ系の人に言っている値段の10倍くらいの値段を言われたこともありました。とんでもない話ですね(笑)。

 それを考えると、スークではとにかく機嫌悪そうに、「ガイドブックに載ってたから来たけど何だここつまんねえな」というような顔をしていることが大事なのだと思います。あまりにも観光客感を出しているとカモ認定される可能性が高いので、「もし気に入ったものがあって値引きしてくれるんなら、まあ買ってもいいや」くらいの雰囲気を出して歩いているくらいがちょうどよかったですね。試しに実験したらこのマインドでいる時は面白いくらい話しかけられませんでした(笑)。何やってんだろ。

f:id:kimagurejuken:20200528151443j:plain

なかなかいい雰囲気のところです

 確かに店員はどこまでもついてくるし、たまに勝手にターバンやスカーフを巻かれたりすることもありますがいわゆる「押し売り」はないのでその点は心配する必要はないと思います。「迷うなあ」という態度を見せると離してくれませんがハッキリ断れば意外と素直に引き下がってくれます。うまいことやればお土産を通常の半額以下で買うこともできるので、ドバイにお越しの際にはぜひどうぞ。