【エミレーツ】ビジネスクラスとはどんなもんだべ
タイトルが某交通系YouTuberを意識したものになっていることはさておき、今日はエミレーツのビジネスクラスとはどんなもんだべ、という話をすることにします。結論から言うと、往復50万も払って乗るものではないな、ということなのですが今日はそんなお話。
きっかけは1通のメール
最初はエコノミーで予約していたのですが、出発数日前にエミレーツから「78000円払ったらビジネスに乗せてやるよ」というようなメールが届きました。その時の僕は「じゃ乗ってみるか」と思ったのでアップグレードしたのです。
激混みビジネスカウンター
空港ではビジネスクラス用のチェックインカウンターが使えます。ただ、ここよりオンラインチェックインカウンターの方が空いていたのでこのカウンターの効用はそれほど高くなかったですね。高級オジサマたちに囲まれながらチェックインが完了しました。
空飛ぶ宮殿?
普段は何のためにやっているのかわからない優先搭乗ですが、今回は使えるということなので先に乗ってみることにしました。座席の写真は上に示してありますが、そりゃもちろん広いです。エコノミーの運賃の7倍くらいの運賃ですから広いのは当たり前で、横には物置があります。いや、サイドテーブルというべきでしょうか。まあ事実上の物置ですね。見栄を張って文庫本を3冊も積み上げておきました(笑)。
シートがいいのか?というとそれはもちろん良いシートでした。革の質感はそれほど良くありませんが、平らになるし(この表現は合ってるのか?)、マットレスもあるので寝心地は悪くありません。ちょっと倒して映画を見ている時は大変に快適でした。その状態でCAに何か頼む時に思わず背筋が伸びるのは自分でも面白かったですね(笑)。やはり人にはそれぞれふさわしい世界があるようです。
ウェルカムドリンクが運ばれてきました。高いシャンパンがあるらしいということは聞いていたのでそれを飲もうかと思っていたのですが21歳以下はダメらしいですね。まあ飲みたければ年齢詐称しておけばいいのではないでしょうか(笑)。代わりにリンゴジュースをもらいました(飛行機のリンゴジュースが大好きなんです)。あとは、何が入っているんだかよくわからないアメニティセットなるものをもらいました。エコノミーのやつの方が使えるものが厳選されていた気がします。見栄えが大切なのでこれでヨシ!ということなのでしょうか。
離陸後しばらくすると食事が運ばれてきました。特に旨いわけでもマズいわけでもない、ごく普通の食事でした。焼き鳥を頼んだら寿司が出てくるというトラブルもありましたが、とりあえず晩ご飯は終了(焼き鳥も別で頼んだので両方食べられました)。食後にリンゴジュースに炭酸水を混ぜたような飲み物を頼んだら、ミントに三ツ矢サイダーをかけたような味のものが出てきました。明らかにオーダーを間違えていますね(笑)。この辺はどうも適当なようです。
翌朝の朝食も至って普通でした。ちょっとチーズばっかりで嫌になりましたね。それを選んだのは僕だけど。
ちなみに機体後方にバーがあって、そこに行くと色々食べ物やら飲み物やらが置いてあります。CAに半ば押しつけられるようにサンドイッチを食べましたが、これはおいしかったですね。普通の食事よりもこっちの方がおいしかったというのはなんとも皮肉なことですが。
また乗りたいか?というとそうでもない
この日の飛行時間は8時間40分、到着してみるとあっという間でした。別にビジネスクラスだから先に着くということはないのに、あっという間だったように感じました。それはやはり人生初のビジネスクラスということで舞い上がっていたということだと思います。確かに、面白い経験ではありました。
しかし、これに正規の料金で乗る気になるか、というとまたそれは別問題な気がします。正直なところ、片道25万円の価値はないように思いました。もちろん、ビジネスのチケットには空港からの送迎やラウンジサービスがついてくるわけですが、それを考えてもそこまでの価値はないように思います。空港からは自力で何とかする、というのが旅の醍醐味であるように思うし、空港では飛行機を眺めていた方が僕にとっては楽しいことだからです。これが例えば13時間のフライト、ということになるのならばビジネスの価値はあるのかもしれませんが、少なくとも10時間くらいのフライトならエコノミーで十分なように思いました。
もしかしたら今後もっとお金に余裕ができて、何も考えずにビジネスを予約できるようになったらまた考えが変わるのかもしれません。今のところ日本航空とシンガポール航空のビジネスクラスには興味があるのでそのうち乗るつもりです(1回乗っただけでダメだと判断するのは早計だと思うので)。その時、やっぱりビジネスクラスはいらないなとなるのか、それともビジネスクラスを見直すということがあるのかは自分でも楽しみにしています。