独り言は大声で。

完全不定期で、受験の話をしたり旅行の話をしたりしていきます。たまに覗きにくるといいことあるかも。

210922 中日本遠回り旅行記③(1日目後半の後半)

 さて、意図的に遅延させているようにしか見えなくなっている旅行記も、先日ついに1日目の目的地である長野駅に到着しました。ただここで終わりにしてはもったいないということで、晩ご飯に何を食べたかもしっかりと書き残しておくことにします。ぼくは小学校6年生で日光に修学旅行に行った時の感想文で、「家を出てから電車に乗る」というわずか1、2時間程度の描写に原稿用紙1枚を費やしたことがあるくらいなので昔からやっていることは大して変わらないのです。周りが「原稿用紙半分埋まらない」と四苦八苦している中で「先生、原稿用紙がたりません」と言い放ち、結局その時は原稿用紙3枚くらいの(小学生にしては)長大な感想文を生成したので相当変わった子供でしたね。落ち着いて考えてみると、当時は1泊2日で1200字だったのが今は1日で5000文字を超えているので症状が大幅に悪化しているような気もします。

蕎麦

 そろそろ本題に入らないと本ブログにお付き合いをいただいている寛大な読者諸兄(Macの変換によれば「読者処刑」)もさすがに苛立ちを隠せなくなってくると思うので本題に入ります。昨日は長野駅についたところまで書きましたね。というわけで晩ご飯を食べる場所を探したのですが、長野も緊急事態宣言だかマンボウだかが出ているらしく、飲食店はほとんどが午後8時に閉まっていました。開いているのは(所詮は路上で客引きしているレベルの)居酒屋と、何やら怪しげなお店(いわゆる「接待を伴う飲食店」か)くらいのものです。東京だともう時短要請はあってないようなものになっていますが、長野ではそういうわけにもいかないようでここに無事に夕食難民が発生しました。

 長野といえば蕎麦だろうということで蕎麦屋がどこか開いているだろう、と思っていたぼくにとっては大きな誤算でしたが、ちょうどぼくの目に大きく「7」と書いてある看板が飛び込んできました。もう仕方ないのでここにあるものを食べることにして入ってみると、おお、蕎麦があるではありませんか。しかも信州産の蕎麦粉を使っていると謳われています。

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一応、蕎麦である。

 多分これは蕎麦の中では最下層に位置する蕎麦ですが、蕎麦であることには間違いありません。間違ってもこれがパンだということはないでしょう。というわけで生まれて初めて、コンビニの蕎麦を食べてみることになりました。「ほぐし水」というのが入っていたので何かと思ったら麺をほぐす水のようです。別に食べる人の体をほぐしてくれるとかそういうことはないんですね。ちょっと肩の凝りをほぐしてもらおうと思っていただけに残念でなりません。

 めんつゆに投入した途端に粉になって散るというぼくがいまだかつて目にしたことのないタイプのワサビに目を丸くしたり、意外とシャキシャキとした食感を保っている(どうやって食感を保っているのかは知りません。でも風味はしたので薬品で洗っているわけではなさそうでした)に驚いたりしながら食べ始めてみると、意外と美味しかったです。蕎麦についてはあまり良い記憶がないのですが、この蕎麦は可もなく不可もなくといった感じで普通に美味しかったですね。良い記憶がないというのはホームステイに行った時に「Japanese Food!!!」と言いながら出てきた蕎麦の上にヤングコーンが乗っていたとか、小さい頃に大人が飲んでいた蕎麦湯を飲んでみたら全然美味しくなかったとかそういう程度の話ですが。

部屋が狭い

 ぼくは去年の夏くらいから(仕方なしに)国内を旅行するようになったのですが、そこそこのホテルにしか泊まっていなかったせいでぼくにとっての「普通のホテル」がANAクラウンプラザホテルだとかハイアットリージェンシーだとか、そういう世間的に言うところの「高級ホテル」になってしまっているせいで普通のビジネスホテルに対する耐性がないのです。要するに自粛ブームに伴って旅行需要が減少し、価格が下がっていたところを安く泊まっていたのでそういうことになっているので別に贅沢しているとかそういう話ではありません。1泊7, 8000円の普通の値段で泊まっていました。で、そうするとどうなるかというとツインの部屋をシングルユースしているとか、ツインを2人で使っても1部屋40m2とかそういう泊まり方が普通になっていたので、1部屋19m2とかの世間で言う「普通の」ビジネスホテルに泊まると大変に貧弱に見えるという困った状態になるのです。

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狭い!

 これが今回のホテルですが、どうですか?一応19m2の部屋ということになっているのですがいかがでしょう。こちらはまだ良くて、トイレの便座に座ったら前との壁の隙間が15cmもないという奴隷船LCCのような(※LCCに乗ったことがないので適当に言っています)様相を呈していました。なんじゃこりゃ。ベッドの幅がそれなりにあることが唯一の救いと言えるでしょうか。ビジネスホテルってこんなもんなんですかね?

 テレビをつけてみるとチャンネルの選択が6つしか与えられず、しかもそのうちの半分くらいが聞いたこともない謎のローカル局という困った状態になっていました。チェックイン時に観察した感じだとビジネスマンが多いように見えたのですが、WBSも見られないって大丈夫なんでしょうか?北朝鮮朝鮮中央通信が万寿台放送局しか見られないのよりはマシかもしれませんがね。たまたまEテレか何かでやっていたトムクルーズ特集を眺めることにしました。

 と色々「あれ?」と思うところはあったにせよ、先述の通りベッドは幅もあったし寝心地も普通で良かったですね。去年北海道で泊まったホテルには寝っ転がった時に均一に沈まないという恐るべきベッドがありましたが、そんなこともなく普通に寝られました。考えてみるとホテルというのは寝るための場所ですから、トイレがLCCだろうがチャンネルが6個しかなかろうが些末な問題なのかもしれません。

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予告編

 というわけで、初日のぼくは無事に寝ることが許されたので続きの旅行記はまた次回以降に書き連ねていくことにします。ちなみに今これを書いているのは東京へ向けて走っている東海道新幹線グリーン車ですが、この話も紹介する時がくるでしょう。何日後なのかは分かりませんが。