独り言は大声で。

完全不定期で、受験の話をしたり旅行の話をしたりしていきます。たまに覗きにくるといいことあるかも。

211027 中日本遠回り旅行記④(2日目前半)

 さて、進める気が感じられないこのブログも昨日一日目が終了したので今日からは二日目の様子を描写していくことにします。「今日は」ではなく「今日からは」というところが非常に重要なわけです。いつまで続くんですかね。

 それはそうと、次に予定されている飛行機乗り倒しツアーの一つの山である羽田-沖縄間の777-200ERのクラスJの空席が6-15に増えていました。今この状況でこれだけの空席が出ているならばおそらく当日アップグレードができると思われるので非常に楽しみにしています。この旅行が日曜出発なのでそれまでまた6日間は労働することになっているのですが。家でのんびりするより働いていた方が落ち着く奇妙な人間なので特に問題はありません。(※記事を書くだけ書いて放置していたので時系列がおかしいですが、修正するのも面倒なのでこのままアップロードします。)

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長野駅に突然現れた湘南色湘南色115系。これはこれで良い。

辰野まで移動

 さて、二日目がスタートしましたがこの日は朝8時16分に長野駅を出発する篠ノ井線の1236M電車で松本まで向かいます。車両は長野色の211系でした。ここはロングシートの車両が充当されていました。ここ、景色が良いので本当はクロスシートの方がいいんですけどねえ。この記事、長野支社の人が読んでたらいいなあ。

 長野を出発するとしばらくは市街地の中を走行します。長野-篠ノ井間は昨日乗った区間なのでちょっと戻っていくことになります。昨日は真っ暗だったのでよく見えませんでしたが、明るい中で見てみると市街地に迫る山が見え、昨日の甲府市に続き盆地らしい眺めを楽しむことができました。山の一部は崩れて土が剥き出しになっているところもありましたが、この間の大雨で崩れたところなのでしょうか。

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姨捨駅からの絶景

 松本で中央本線の434M電車に乗り換え、今度は岡谷へ向かいます。こちらの車両はクロスシートでした。もうこの辺まで来ると乗っている人はほぼ旅行者しかいません。一つのボックスにひとグループずつが陣取ってもまだ余裕で人が乗れるくらいにはガラガラでした。電車は快走を続け、30分ほどで岡谷駅に到着しました。

 ここから先は中央本線の1412M電車で辰野まで向かいます。本来はこの電車は飯田線に直通し天竜峡まで行くはずなのですが辰野と伊那新町の間が運休になっているためこの電車は辰野止まりになっています。当初は辰野-伊那新町も運休になっていましたが、この旅行の数日前にバスによる代行輸送が開始されたため移動することができました。これはロングシートの211系でしたが、まあ数駅なので大した問題ではありません。

伊那新町へ移動、そして1時間20分待ち

 1412M電車で伊那新町に到着し、他の旅行者とともに駅前で代行バスの到着を待ちました。ビックリするくらいに何もないド田舎自然が豊かな駅なので昼ごはんを購入することすらできません。ここで買えばいいや、と思っていたら完全にアテが外れました。

 駅前をみると明らかに登山客と思しき人々が多数だったので話しかけてみたら駒ヶ根とか高遠とかの方に行くつもりだと言っていました。高遠ならわざわざこちらから行かなくても中央本線の茅野から行けばいいのでは?と思わなくもないですが、何か飯田線側から入るといいことがあるんでしょうか?

 しばらくすると駅前に2台の観光バスが進入してきました。客の人数からして1台でも十分なのですが、積み残しを避けるために2台での運用をしているようです。面白いのが2台のバスが別の会社から派遣されていたことで、片方が伊那の地元のバス、もう片方はJRバスでした。なぜ別の会社が運行しているのかは知りませんが地域貢献ということなのでしょうか。観光バスの横幅と道幅がほぼ同じという恐るべき道をゆっくりと進み、伊那新町駅に到着しました。観光バスの運転手の運転技術にはいつも驚かされます。ちなみに東京の黄色いバス会社は同じような道幅の道を何とバックで通っていました。ガイドが後ろで合図しているとはいえ、客を乗せた状態で平気でそんなことができるとは驚きです。

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伊那新町で足止め。天気が良かったのが救い。

 そんなこんなで伊那新町には到着しましたが、ここで驚きの事実が発覚しました。ふと時刻表をみると次の電車は12:49発、現在時刻は11:30、というわけで1時間20分待ちが確定したのです。しかもここは写真の通り何もない、比喩表現ではなく本当に文字通り「何もない」駅なのです。近くの国道沿いには飲食店も多少はありますが、まあ何というかオブラートに包んで言えばあまり積極的に利用したいとは思わない、身も蓋もない言い方をすれば「わざわざ旅行先で入るか?」というようなものしかありません。長野の山奥でチェーンのラーメン屋なんか行きたい人はいないでしょう。

 出発の10分前くらいになると止まっていた車両のドアが開放されたので乗り込むことができました。というか、運転手も車掌もいるんだからもっと早くから車両を開放すべきでしょう。自然災害とはいえ自社のサービスが不完全であることによって乗客に迷惑をかけているという認識がJR東海にはないようです。当然、この点について車掌に交渉しましたが「開けないもん!」というようなことを繰り返すだけで全く日本語が通じませんでした。まあJRなんてそんなもんですね。

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眺めは良いです。宗谷本線より退屈しません。

 こんなド田舎自然が豊かな地域の路線ですが、飯田線はしっかりと電化されていました。そのせいで、音だけ聞いているとあまりローカル線という感じはしません。しかし景色は十分にローカル線のそれなのであって、とりあえず周りは森か田んぼか天竜川といったような感じです。乗った電車は天竜峡行きだったので、まずは進行方向左側に乗車しました。飯田線豊橋まで行く場合、天竜峡までは左側の、天竜峡より先は右側の景色が優れています。ここ、テストに出るよ!

 この路線は沿線に無人駅が多い一方でワンマン運転にはなっていないので車掌は大変忙しそうです。なぜか飯田線に乗るのに出発地でSuicaを使って乗車した人の精算、定期券で乗る人の定期券の確認、途中で乗ってきた人の精算、降りる人からの切符の回収等々休むことなく動き回っていました。万歩計でもつけてみたいですね。一日どれくらい歩いているんでしょう?

 と、そんなことを考えているうちに電車は天竜峡に到着。向かいの電車の進行方向右側の座席を確保することに成功したので、このまま豊橋に向かいます。もともとここで1時間半あるはずだったのですが、例の代行輸送で1本後の電車になっているため天竜峡滞在時間は3分間ということになりました。もし右側が取れなかったらここから先の電車を遅らせて天竜峡に寄るつもりでしたが、その必要もなくなったのでこのまま出発です。電車は相変わらず313系でした。

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大和田…?

 さて、天竜峡を出発すると線路の右側に天竜川が現れます。ここは天竜川の上流部ですが、緑色の水が谷間いっぱいに流れている上流らしからぬ光景が広がっていました。電車は天竜川に沿って南下を続けていき、中部天竜駅に到着。ここは佐久間ダムの最寄りですね。この旅行が終わった後に佐久間ダム建設のドキュメンタリーをたまたまYouTubeで見たのですが、これを先に見ていればここで下車してダムに寄っていたことでしょう。ま、ここは今度車で行ってみることにします。峠道を車で走るのは電車にただ乗るよりも楽しいものです。

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天竜川は下流に行くと川幅が狭くなるところがあるらしい。

 そうこうしているうちに電車は豊橋駅に到着しましたが、この記事が3000字に迫っていることにたった今気づいたので今日の記事は豊橋で打ち切りということにします。相変わらず目的地までが遠いものです。