独り言は大声で。

完全不定期で、受験の話をしたり旅行の話をしたりしていきます。たまに覗きにくるといいことあるかも。

211026 MAZDA3は神です

 さて、また盛大に更新をサボっておりますがそれも当然、ブログで一番難しいのは「継続すること」だそうです。ダイエットや勉強と同じですね。中学校に入った時に「毎日聞け」と言われたNHKの基礎英語も3ヶ月後には聞いている人がほとんどいませんでしたが、まあなんでも似たようなもんです。「1日15分」が売りの通信教育(要するにこどもチャレ○ジですが)もどんどんたまり、親子喧嘩のもとになります。かく言うぼくも、かつてやっていた四谷大塚の通信添削は1ヶ月遅れの終了となりました。あんなの、期限通りに出せないのが普通であって出せる子の方が少し変わっている気がします。

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先日、マンションの廊下に落ちていたハラビロカマキリ

 それはさておき、タイムズに加入したぼくは週に3日ほどはドライブに勤しんでいます。最近は平日に給油職人をやり、週末には遠出をするというのを繰り返していたら1ヶ月のタイムズ利用料金が2万円に迫ろうとしていました。これくらいだと借りている方が安いくらいな気がしますが、そろそろ車が欲しいですね。そう思わせてくれる車との出会いがあったので今日はその話です。

MAZDA3との出会い

 10月前半、家で使っている椅子の調子が悪くなったので港北のIKEAに行ってみたのですが、そこに在庫がなかったので立川まで出かけることになりました。まあ普通の人は届けてもらうと思うのですが、IKEAの配送料はバカ高いのでそれなら自分で取りに行くか、ついでにドライブだ、というわけです。そこで川崎市内某所のタイムズで「車種未指定」で予約をしました。駐車場にはデミオ(MAZDA2と比べると劣りますがそれでもいい車)やヤリス(これはこれでいい車です。ハイブリッドは超速い。)やライズ(これはドッカンターボなのでダメ)やノート(論外)など色々止まっていたのですが、たまたま指定されたのがMAZDA3だったのです。

 

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このスタイル。たまらないですね〜!

 

MAZDA3との出会い

 駐車場に行きMAZDA3と対面すると、まず目が行くのはそのボンネットの長さでした。フロントが長いのはMAZDAのデザインの特徴なのでいいのですが、予想以上に長いボンネットに驚き、また「運転しづらそうだな」と思いつつドアを開けて乗り込みました。そこで驚いたのは内装の豪華さでした。MAZDA2の内装も値段の割にそれなりのものがついていますが、これと比べたらあんなのはオモチャだ、と言えるくらい素晴らしい内装でした。手が触れるところはメッキかソフトパッドで加飾されており、プラスチックは使われていても安っぽさを感じさせない素晴らしい内装です。また、横に広がるダッシュボードが車内の広さを感じさせます。シートはクロスですが、クロスの方が滑らないのでむしろぼくの好みのものです。なお、レザーシートを望む顧客にはL Packageなるグレードが用意されています。レンタカーなのでグレードは最低グレードのはずですが、それでも素晴らしい車内空間です。ルーフは低めで、着座位置も低めですがそれが却ってスポーティな車に乗っているという実感をもたらしてくれ、ドライブへのやる気を高めてくれます。おお、今日の記事は自動車雑誌の試乗記みたいですね。

 エンジンをつけてみると、メーターパネルにも灯が入りますが、この車のメーターパネルのセンターは液晶画面になっており、ステアリングのボタンで表示を切り替えられるようになっています。また、この液晶はドアを開け閉めするとよくわからない謎の映像が再生されますが、こんな機能はいるんですかね?なお、向かって左側には回転計が、右側には残燃料計と水温計が配置されており、3つの区分が対称に配置されているため非常に見やすいのが印象的です。その隙間に選択されたギアやアイドリングストップやブレーキホールドの作動状況、スポーツモードのオンオフなどが表示されます。この辺のフォントはMAZDA2の使い回しのようですが、ちょっと工夫して欲しいですね。ポルシェの明朝体よりはマシですが、軽自動車みたいな色とフォントなんです。

走りも爽快

 何はともあれギアをDに入れ走り出すと、今度は静粛性と乗り心地に驚かされることになりました。200万円台の車とは思えない静粛性と乗り心地です。しかも、踏み込むとしっかりエンジン音とエグゾーストが聞こえてきます。同時にロードノイズはカットされているわけですから言うことなしですね。アクセラとは大違いでした。教習車と比べても意味ないか。

 エンジンは1500ccのガソリンですが、街中で乗っている分には何の不満もありません。エンジンは他にも2Lのガソリンと1.8Lのディーゼル、それにMAZDAが誇る新技術のSKYACTIV-Xを搭載したガソリンエンジンがラインナップされています。ちなみにSKYACTIV-Xはハイオクガソリンが推奨されているようです。燃料タンクが51Lですから、満タンにしたら8500円くらいか。うーん、高いのか安いのかよくわかりません。少なくとも原油高の時代に乗る車ではないのかもしれません。

 この車はATですが(MAZDA3はMTの設定があるグレードもあります)、シフトレバーを右に倒すことでMTモードで運転することができ、ぼくは普段このモードで運転しています(上位グレードだとパドルシフトも装備)。音がいいので引っ張って回すと楽しいのです。しかもガソリンはいくら使っても利用料金は変わりませんから、エンジンを回して走って遠慮なくガソリンを燃やしまくっています。その結果、燃費は何と驚きのリッター12km! 1500ccの国産車で許される燃費ではない気がしますが、そんなのは知ったこっちゃありません。そんなことより、楽しく走ってあげないと車がかわいそうです。おお、スウェーデンから女の子が飛んできて怒り出しそうな発言ですね。

 ハンドリング性能も優れていて、何回か峠道も走りましたが頭の重さは感じませんでした。スイスイ曲がって行きます。ステアリングを切った分だけ曲がる感覚があってとても運転しやすい車です。いわゆる「オン・ザ・レール」ってやつですね。そういえばアクセルもそうで、微妙な加減がしやすいセッティングになっていてその意味でも運転しやすく仕立てられています。ぼくの場合、スポーツモードにするとちょうど良いくらいです。

 あと特筆すべきはヘッドアップディスプレイが装備されていることでしょうか。エンジンをつけると、目の前に速度やカーナビの情報が浮かんで見えます。MAZDA3のHUDはフロントガラス投影式なので、目の前にスクリーンが出てこない点も好感度が高いです。初めは少し違和感がありますが、慣れれば逆にない方が不便に感じるようになってきます。唯一の弱点は夜に自分のヘッドライトの照り返しや対向車のヘッドライトと表示が重なると全く見えなくなることくらいですが、それは誤差の範囲でしょう。ちなみに全グレード標準装備です。

頑張って欠点を探すと...?

 これだけ褒めちぎっているとまるで新型発表直後の忖度記事のようになってしまうので、いくつかの難点を示しておくことにします。

 一つ目の難点は何といってもそのフロントの長さと横幅です。慣れればどうということはありませんが、運転に苦手意識がある人には嫌われるかもしれません。ただ、ぼくは運転してみると見た目ほどは大きくないかな、という感想を持ちました。横幅は何と1795mmもありますが、普通に運転している分にはそれほど気になるシチュエーションには今のところ遭遇していません。下町の路地裏とかにいかなければ大丈夫なんじゃないかと思います。

   二つ目は、スポーツモードで切り替わるのがアクセルの反応だけであることです。ハンドリングはすでに優れているのでこれ以上変えようがないということかもしれませんが、例えばサスペンションの特性を変えてみるとかやり方はあるんじゃないかという気がします。せっかくならメーターデザインを変えてみるとかもいいんじゃないですかね。変なフォントでSPORTとか表示するくらい. ならそちらの方が良い気がします。

 三つ目は、リアゲートの使い勝手です。リアハッチを開けても平らな開口部が得られないというか、言葉で表現しづらいですがものの出し入れがしづらい構造になっています。ま、この車についてはデザイン優先でいいと思っているので個人的には全く問題視しませんが、荷物の出し入れが多い人には嫌かもしれません。うっかりぶつけて傷がつくのも嫌ですし。

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写真を撮るときには初心者マークは外しましょうね。

 以上、今日はひたすらMAZDA3を絶賛するだけの記事をお届けしました。たまにはこのように一つの車を深掘りして書いてみるのもいいですね。ぼくは鉄道、車、飛行機と乗り物はだいたい好きなのですが、最近は飛行機より車かもしれません。いやでもやっぱり飛行機かな。