ポルシェの工場見学とポルシェ・ミュージアムに行ってきた話
この前、メルセデスベンツの工場見学に行った話をしましたが、今日はポルシェの工場見学に行った話をします。ポルシェのいいところは何と言っても工場と博物館が隣接しているところですね。しかも、駅の名前がPorsche Plazという、「ここにポルシェがありますよ!!!」と言わんばかりのわかりやすいものだったのも高評価です。ちなみに名前が表す通り、駅前にはポルシェ以外何もありません(笑)。なお、工場見学は完全予約制です。
ここの工場見学も数人で1グループになっているのですが、それぞれに「カレラ」「ボクスター」「ケイマン」などと車の名前がついていました。逆に言うと、ポルシェの車種分しか見学グループはありません(笑)。一緒のグループにはアメリカやらフランスやら、まあ色々な国から来た人がいました。「日本から来たよ」と言ったら「ポルシェにとって日本は重要だよ」と言って歓迎してくれました。前日に行ったメルセデスベンツ・ミュージアムでもそうでしたが、ドイツ人には日本が好きな人が多いようです。
ここのツアーも撮影は禁止でした。というか、撮影可の工場見学は聞いたことないですね(笑)。ここで造っているのは911シリーズとケイマン・ボクスターだけでした。他はライプツィヒなどの他の工場で造っているそうです。すべての車種がごちゃ混ぜで流れているので、GT3やボクスパ、GT4なども流れて来るのですが、その度に一番喜んでいたのはガイドさんでしたね(笑)。
「せっかく日本から来てくれたから聞きたいことがあるんだけど、何で日本は左側通行なのに左ハンドルの車を買う人がいるんだ?」と聞かれたので「ステータスシンボルだよ、それがカッコいいって思う人もいるんだ」と言っておきました。そうしたら「君も左ハンドルで買うかい?」と聞かれたので「いや、右ハンドルにするね。左ハンドルは色々と不便だから」と言ったら大笑いしていました(笑)。
工場見学が済んだら博物館の方に行きました。ちなみにドイツは学割で入館料が半額くらいになる博物館が多いようです。日本にも見習ってほしいですね(笑)。ここにも音声ガイドがありました。ちなみに、見学所要時間はゆっくり見ても2、3時間くらいで十分だと思います。僕はレーシングシュミレーターで遊びまくっていたせいで5時間くらいいましたが(笑)。
例によって置いてある車両のことはよくわかりませんが、おそらくすごい車のはずです。僕は基本的に新しい車にしか興味がないので古い車のことはよく知りません。空冷ポルシェはこれが954だな、とか901だな、というのはわかりますがそれ以外はさっぱりなので詳しい紹介はしないことにします。すればするほどボロが出る気がするので(笑)。ただ、古いポルシェはみんなカエルみたいでかわいいので好きです。濃い緑の空冷ポルシェは特に、もうカエルにしか見えません。
ここにもレーシングシュミレーターがあって、遊び放題でした。ここはスタッフの人が常駐しているので子供相手に順番を主張する必要もなく、しかもクオリティが高かったので楽しかったです。シートも動くようになっていたのでぶつかると揺すられる仕様でした。「またお前か、飽きないな」というようなことを言われるくらいにはやりました(笑)。10回くらいはやったんじゃないかなあ。
そういえば、前日にメルセデスベンツ・ミュージアムにいた中国人の家族をポルシェ・ミュージアムで見かけました。観光客は考えることが一緒のようです。
実はドバイで「前はケイマン、後ろは911」という不思議なポルシェを見かけたので写真をみせて聞いてみたら「それはおそらくワンオフだろう、というかいいもの見たんだな、その写真ちょーだい」というようなことを言われました。みんなポルシェが好きなんですね。
お土産が買いたければ博物館の中にもショップはあるし、向かいのディーラーでもTシャツなどを売っています。ポルシェディーラーは敷居が高い、という人もいるかもしれませんがここの人たちは「ここに来る客の多くはポルシェが好きでわざわざドイツまで来ている」ということをよくわかっていて歓迎してくれるので全く心配いりません。ちなみにディーラー側にはちょっと汚れている、あるいは型落ちなどの理由でディスカウントされているものもあったので狙い目です。定価で買ったらTシャツ1枚6000円ですが、ディスカウントされて4000円とかになっていました。それでも高いですね(笑)。
というわけで、ポルシェ・ミュージアムに行ってきたお話でした。ここもとても楽しかったですね。車好きなら一度は行ってみてほしいと思います。